落花生の成長過程
種まきから収穫まで
ここでは落花生の成長過程をご紹介していきます。
4月●種蒔き
種蒔きの時期は4月中旬。
シーダー巻きの種とビニールをセットし、
種を等間隔で蒔きながらビニールを張っていきます。
これを「マルチ栽培」と言い、地温を上げて発芽の促進と
初期の育成を助けます。
5月●発芽
落花生は種を蒔いてからおよそ3週間くらいで発芽します。
発芽した種は地上に押し上げられ、そこから茎と葉が出ます。
6月●開花
6月上旬頃、黄色い花が咲きます。
とても小さく、可愛らしい花です。
落花生の花は早朝に咲き、昼には萎んでしまいます。
咲いては萎んでを繰り返し、沢山の花を咲かせます。
7月●子房柄の様子
花が枯れると、子房柄(しぼうへい)が伸びていきます。
この子房柄が地中に潜り、
やがて先端が膨らみ落花生ができます。
8月●掘り採り
開花期から80日後、
夏の終わりに落花生の掘り採りをします。
トラクターで枝を切り、
収穫しやすいように土をかき混ぜます。
掘り採りをした落花生をひっくり返し
太陽の下で乾燥させます。
脱穀までの間雨水に触れないように、
落花生を積み上げ、さらに乾燥させます。
これを「ぼっち」と言って、千葉県では
秋の風物詩と言われています。
9月●脱穀
しっかり乾燥させた落花生を脱穀機にまとめて差し込むと、
風力で前方に、茎や中身のないサヤが吹き出されます。
そして下から、中身のぎっしり詰まった落花生だけが
落ちてくる仕組みになっています。
ここまでくるとお客様のもとへ届くのもあと少しです。
10月・11月●新豆の出荷
こうして自社農場で大切に育てられた落花生は
その後工場で選別、加工され
新豆落花生としてお客様の元へ届けられます。